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防衛☆小書補追 

C82に参加された方、お疲れ様でした。
今回は別のブースでマラサイを作っていたのであんまり「巻き毛とおかっぱ」にはおりませんでしたが
そこでうちの新刊を眺めていたところで1点疑問がそのまま載っていたのでその考察など。

「いせ」の島型艦橋が何故右舷にあるか、ということを自衛官の方にご質問して
答えを得られなかった、ということですが、推測はできます。
寧ろこれに即答できる自衛官が居るとすれば相当な理由を持って
右舷に設置されているということになるかと思います。

そもそも右舷に島型艦橋を設置したのは英空母イーグルとハーミズであると記憶しています。
その英海軍の基本形になった空母なのですが、何故右舷だったのか、左舷ではいけなかったのか、でいうと
詳しくはなにかでみた大塚さんの記事だったかと思いますが
当初真ん中をくりぬいた両舷にまたがるアーチ型?の艦橋を目論んでいたそうです。
しかし、風洞実験用模型での実験により乱気流の発生が確認され、
片舷どちらかへ寄せた場合は大きな影響はないという結論に至ります。
実際問題として、右と左については実験ではさほどの差はなかったそうですが、
当時の艦載機の特性として着艦の失敗時に左に逃げ道があったほうが良い、との航空隊の進言を得て
右側への装備となったのだとか。
そして、右側での運用実績に問題がなかったことから、これが基本形となりました。
この時のデータが米仏海軍にも渡されレキシントンやベアルンの建造に反映されたということだったと思います。

反対に日本軍は鳳翔を建造するにあたり、艦橋を設置した状態での公試で乱流が生まれたため
フラッシュデッキが望ましいとしたというあたり対照的な結果が出ています。
その日本も操艦や発着艦指揮には島型のメリットは大きく、艦型が大型になればデメリットは減少するため
蒼龍、加賀の建造及び改装にあたり右側前方への艦橋を設置、
赤城、飛龍での左舷中央への設置の失敗を経て昇格ではまた右前方に戻ります。
以降、左舷に島型艦橋を設置した空母は誕生していません。
赤城などで左舷に艦橋を設けた理由は煙突との関係で格納庫容積が稼げるかもしれないという可能性、
逆着艦の考慮、重量バランスなどを理由としてみますが、
実際には格納庫容積は殆ど変わらず、中央部にあることでの操艦しづらいなどの問題、戦闘中の逆着艦は現実的でない、着艦時に乱気流が起きる、などデメリットがかなりはっきりしているそうで。
その結果翔鶴から元に戻った、ということだそうです。

レシプロ機とはいっても飛行機ではなくヘリ母艦であるひゅうが、いせにこの理屈がそのまま当てはまるとも思えませんが、他にも周回飛行では左旋回をするので右のほうがアプローチしやすい、などの意見もあるようですが
これもそもそも何故左旋回なのか、の理由がはっきりしないなど俗説の域を出ていないそうです。

ここまで考察すると巻き毛の質問に対する答えは「慣例」であることのように思います。
左舷での失敗例、デメリットは過去の事例ではっきりしているが、
右舷でのデメリットは片側に寄せたことにより、
左右両方で発生しうるデメリット意外に然程ない、ということです。

もっと明確な意志を持って決まっているのかもしれませんが
部外者が想像するのはこのへんまででしょうかね。
[ 2012/08/13 19:00 ] その他 | TB(0) | CM(0)
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